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ことわざ大賞
入選作品発表 2024

2024年のテーマ「睡眠」

2024年創作ことわざ大賞に、たくさんのご応募をいただきありがとうございました。
厳正なる審査の結果、入選作品が決定しましたので、ここに発表します!

時期じきぎたひまわりばたけ

津田 さくら さん(中学生)

意味

(1)授業中に大勢の人が眠たくなって顔が下向いている状態のたとえ
(2)大勢の人がガッカリしていることのたとえ

文例

歴史の授業が終わった後の教室は時期の過ぎたひまわり畑だ。

受賞の理由
From こと犬

直接的な表現でなく、情景から意味を推察させることわざはとてもハイセンスだと思う。
時期が過ぎたひまわりは、確かに重い頭を支えきれずにうつむいているみたいに見えるから、一つ目の意味では、頑張って眠気をこらえている授業中のシーンが鮮やかに思い浮かんだよ。
一転して、二つ目の意味では、がっかり具合がとても大きかったんだろうな、と想像できる。
それは「ひまわり」という明るい花と、「がっかり」というネガティブな言葉の対比が効いているからだろうね。
『高嶺の花』とか『青菜に塩』などのことわざのように、意味を読まなくても状況が理解できるから、積極的に会話で使っていけば、いつか「時期の過ぎたひまわり畑」も定番化するかも!?

「ライオンのおりる」

若松 結愛 さん(中学生)

意味

(1)悩みや不安でなかなか寝付けないこと。
(2)環境が悪くて安心できないこと。

文例

職員室で勉強をするなんてライオンの檻で寝るような気分だ。

受賞の理由
From こと犬

これは確かに落ち着かないし、眠れない!一晩中おなかが空かないでいてほしいね。
「どうか無事でありますように」とか「悪いことが起こりませんように」と眠れない夜を過ごすのは、誰もが経験していることだろうから、共感する人も多いんじゃないかな。
一方で、ライオンの檻で寝るのはスリル満点だから、無鉄砲な行動を楽しむ人にも使えそうだね。
たとえば『犬も歩けば棒に当たる』などは、何か行動をすると「嫌なことがある」という意味と「思いがけない幸せにあう」という両方の意味があるんだ。
状況に応じて使い分けられたら面白いね。

ているにパジャマをせる」

アムサンブラック さん(大学生・社会人)

意味

時期やタイミングが遅れると非常に苦労することのたとえ

文例

雑草は早めに抜かないと寝ている子にパジャマを着せることになるぞ。

受賞の理由
From こと犬

これは子育て世代にはあるあるなんじゃないかな。
起きてる間に着替えさせておけば良かった!ってね。
『後の祭り』などの後悔のことわざや、『六日の菖蒲十日の菊』などの時期外れを指すことわざは多いけど、これは時期外れと後悔のハイブリッドでとても実用性のあることわざだね。
何事もタイミングを見誤らないようにしなきゃ!

浅慮せんりょのコーヒー

吸盤 さん(大学生・社会人)

意味

寝る前に軽率にコーヒーを飲むと寝られなくなる。転じて、自分の迂闊な行動が後の結果に悪影響を及ぼすこと。

文例

冗談のつもりで彼女を茶化したら、怒らせてしまって喧嘩になり、結果別れることになったが、今さら浅慮のコーヒーを悔いても仕方がない。

ねむりの浅瀬あさせさかなつかめぬ

ことは さん(高校生)

意味

浅い眠りでは疲れが取れず、満足いく成果も得られないことから、睡眠が浅いと疲労回復や集中力が不十分になることを戒めた言葉。

文例

試験前に遅くまで勉強したくなる気持ちはわかるけど、眠りの浅瀬で魚は掴めぬって言うからな。十分に寝て、頭をスッキリさせて挑めよ。

ひる木陰こかげよる

上口 祐輝 さん(高校生)

意味

(1)昼は木陰で過ごすような眠気に包まれるが、夜になると焚き火のように目が冴えて活発になることのたとえ。
(2)昼と夜で眠気や活力が逆転し、人のエネルギーや活力が大きく変わることのたとえ。

文例

(1)彼は昼には眠そうにしているのに、夜は元気でピンピンしている。まるで昼の木陰も夜の焚き火のような人だ。
(2)私は夜に仕事、昼に睡眠。まるで昼の木陰も夜の焚き火のような人生だ。

ねむるが

滝 紅音 さん(高校生)

意味

早く寝て、明日に万全の状態で挑むほうが勝率が上がることのたとえ

文例

今日は早く寝よう、眠るが勝ちだ

すいみんみんみんみんみんゼミ

らんらん さん(小学生)

意味

きもちよくすいみんをしていたのにみんみんうるさくておきること。

文例

家でねていたらそとからおおきな音がしてすいみんみんみんみんみんゼミでねむれなくなった

ねぼうパワー

坪根 楓月 さん(小学生)

意味

(1)ねぼうをすることでドキドキして血流がよくなり、力がわいてくる、ということ。
(2)ねぼうをすることで、体が休まり、リラックスできるということ。

文例

今日は、七時半までねぼうをしてしまったけど、ねぼうパワーで、学校の用いが、15分で終わり、お母さんに怒られずにすんだ。

ふとんにのまれる

﨑 彩乃 さん(中学生)

意味

中々ふとんから出られず、二度寝、三度寝してしまうこと。

文例

今日は休みな上に外が寒かったので、ふとんにのまれてしまった。

三年寝太郎さんねんねたろうきるがごと

W・H さん(高校生)

意味

三年寝太郎も飛び起きるような、大きな緊急事態のこと

文例

学校祭の前日なのに、用意したものがまるごと教室から消え失せていて、三年寝太郎も飛び起きるが如しだった。

ふゆ二度寝にどね

浅上 晴紀 さん(小学生)

意味

やってはいけないとわかっていてもやってしまうこと。

文例

宿題の前の漫画は冬の二度寝だ。

ているあいだあめがふる

荒木 波瑠 さん(小学生)

意味

寝ている間におもらしをすること

文例

きょう寝ている間におもらしをしてしまったんだ。寝ている間に雨がふるだね。

きんぎょの睡眠すいみん

石原あかり さん(小学生)

意味

金魚は目を開けたまま眠ることから、まるで寝ていないようなのに寝ていること。うまく欺くこと。

文例

授業中うとうとしていたけれど、きんぎょの睡眠で先生に注意されなかった。

河面かわもをゆだねる

多田 真理 さん(高校生)

意味

(1)安定しない川の水面の上で寝るのは不安であることのたとえ。
(2)色々な事を悩み考えて不安な気持ちになり、なかなか寝つけないことのたとえ。

文例

先生と進路について話した日の夜、自分の将来について考え、河面に背をゆだねる心地で床についた。

爆睡ばくすい雷雨らいう

中西 奏介 さん(中学生)

意味

身の周りで起こっている大変なことに気づかないことのたとえ

文例

休んでいる間、学校では大変なことがおこっていたらしいが、自分にとっては爆睡に雷雨である。

なつ羽毛うもう

立壁 大翔 さん(高校生)

意味

全く無駄なこと

文例

雨がふってきたので傘をさしたが、夏に羽毛のように役に立たず外は大雨だった。

コアラのりたい

前田 拓斗 さん(高校生)

意味

寝つけない時にコアラのように早く寝つきたいという気持ち。

文例

今日は、寝れやん。まじでコアラの手を借りたいわ。

おにもがすぎればねむる

かみや いつき さん(小学生)

意味

ねむる様子がないおにも、おきていれる時間の度がすぎればねむることから、どんなにそれができるひとでも、それをしきれないことがあるということ

文例

今年のじょやのかねはねないでぜんぶきくといったのに、おにも度がすぎればねむるだ。もうねてしまったのか。

ナマケモノにまくら

沢庵 さん(中学生)

意味

すでにだらけている人に、さらにだらけさせる道具を与えること。ナマケを助長させること。

文例

夏休み遊びまくっていた人に新しくゲームを与えるのは、ナマケモノに枕だからやめておきなよ。

くじらのうえでねる

足立 涼 さん(小学生)

意味

(1)ありえないことが起きる。
(2)おかしなことをする。

文例

宝くじで1等があたり、くじらの上でねるような出来事だった。

ふとんはひとおとぶた

森 大輝 さん(大学生・社会人)

意味

寝具の質で睡眠の質が変わる。ふとんに入ると気持ちよくなって起きれない。

文例

休日は、布団は人の落し蓋で、昼まで寝てしまった。

アラームの空振からぶ

藤井 優羽 さん(高校生)

意味

準備したことがむだになってしまうことのたとえ

文例

試合当日にケガをしてアラームの空振りになってしまった。

一月いちがつくま

佐々木 悠希 さん(中学生)

意味

寝るべき時間に起きていること

文例

もう3時なのにまだ寝ていない私は1月に熊がいるようだ。

寝起ねおきにカラス

竹下 翔太 さん(中学生)

意味

気持ちがいい時にじゃまをされて、気分が害されること。

文例

好きな番組のテレビを見ていたのに、弟に勝手に違うチャンネルに変えられて、寝起きにカラスだ。

睡魔すいま都合つごうがあわない

小竹 美月 さん(高校生)

意味

睡魔がくるタイミングが合わず寝れない様子

文例

最近、「睡魔と都合があわない」ことが多い

ふゆ夏布団なつぶとん

木下 真里 さん(中学生)

意味

あきらかにおかしい様子

文例

デートにジャージだなんて、まるで冬に夏布団だね。

ねこ門下生もんかせい

𠮷田 百花 さん(高校生)

意味

猫のように昼間まで長時間寝ていることのたとえ。

文例

ちょっとあんた、毎日猫の門下生になっていないで早起きしなさい。

不眠ふみんならば天才てんさい無能むのう

さき さん(中学生)

意味

どんなに優秀な者でも大切なことを欠かせば、使いものにならないということ

文例

足の速い彼だがバトンパスの練習をおろそかにしていたので、リレーはおそかった。まさに不眠ならば天才も無能である。

日曜日にちようび早起はやお

仲西 凛音 さん(中学生)

意味

普段はできないのに、やらなくていいときにできてしまうことのたとえ。

文例

テスト前の大掃除は日曜日の早起きと同じだ。

応募してみての感想

先生の声

京都府立園部高等学校附属中学校

中学3年生の国語の授業でことわざについての学習があるので、ことわざを身近に感じてもらうために、創作という形で取り組むことにしました。
創作にあたっては、「睡眠」というテーマがなかなか難しそうでした。
生徒たちの日常で睡眠といえば授業中の「睡魔との闘い」が一番に頭に浮かんでいるようでした。
創作後は、表現する難しさを感じたり、日常をどのように切り取るかという視点のもちかたを考えたりするようになりました。
今回参加してみて、入賞したことで自信になったり、次のモチベーションになりました。

入選者の声

京都府立園部高等学校附属中学校

書きたい情景をそのまま説明っぽく表すのではなく、想像力をふくらませて表すことで、1つのことわざに複数個の意味を持たせることができるのがおもしろいと思いました。
思い浮かべた情景をうまく自分の言葉でことわざにするのが難しかったです。
入選できるとはおもっていなかったので、とても驚きました。
そして作ったことわざを見て、共感してくれる人がいたらいいなと思いました。

先生の声

たまご保育園・学童教室

たまご保育園・たまご学童教室では、日頃から「ことわざ」の学習を取り入れています。
音の高低やリズム感のいい「ことわざ」をたくさん覚えて行く中で、今回の大賞のことを知り、応募することにしました。
「睡眠」は子どもには難しいので、「ネンネ」「おひるね」等わかりやすい単語を使うことで、大いに盛り上がっていました。
大人がびっくりするぐらいたくさんの候補作品ができました。
「ことわざ」を音で聞くだけでなく、その意味、また転じて○○といった意味を解釈することにも興味を持つようになりました。
参加することに意義がある!と思って応募しましたが、賞を頂けることになり、子どもたちの「ことわざ」に対する興味が深くなったのが、良かったと思います。

入選者の声

たまご保育園・学童教室

どんなかんじで作ったらいいかまよい、すごく考えました。
入選すると思っていなかったけど、入れたのでうれしかったです。
ことわざをもっと作りたいな、と思いました。

先生の声

ふじみ野市立西小学校

2学期の授業で「ことわざ・故事成語」を扱いました。また、学校の研究で国語科の研究を本年度から始めたこともあり、ただ学習してまとめて終わりというより、発展して創作し、また評価していただける機会がありましたので、こちらの創作ことわざ大賞に参加させていただきました。
創作時は、始めは、辞書や事典に載っているようなことわざの模倣から作っている様子でした。なかなか進まず「何が正解なのかわからない」という声もありました。しかし、取り組んでいくうちにコツをつかんでいるような様子も見られ、しだいには「1枚じゃ足りません!」「家で書いてきてもいいですか?」と、前向きな児童の様子はみていて気持ちがよかったです。
今回はテーマに沿って創作していましたが、テーマ以外の場面でもオリジナルのことわざを作ってみたり、場面をことわざで引用できるような様子が見られたりと、以前よりことわざを身近に感じている児童が増えたように思います。
今回参加してみて、ただ自分で考えたことわざを用いて、クラスで共有するだけではなく、実際のコンテストに参加するという実体験ができたことがよかったです。
また、クラスのうちの一人でも実際に選ばれることがあることを知り、このような活動により意欲的に取り組める機会を作ってくださったことに感謝しています。

入選者の声

ふじみ野市立西小学校

まさか選ばれるとは思わなかったので、うれしかったです。クラスのみんなもおどろいていました。
ことわざの本をよく読んでいたので、「おに」のつくことわざが多いなと思っていました。
本にのっているとしたら、 どんなことわざがありそうかなと考えながら作りました。
作ってみたら、何個もつくるほどおもしろかったです。
賞をもらえたと聞いた時、どのことわざが選ばれたのか、気になりました。
またちがうテーマでもとりくんでみたいです。

指導者の声

交通道徳協会 下関鉄道少年団

下関鉄道少年団では毎年所属全団員が作文コンクールに参加します。私達指導者としての悩み・団員の成長を導くものとしての課題の一つに「文を作る」楽しさを学べるきっかけが何かないかと、色々探す中で「創作ことわざ大賞」をみつけ、これはおもしろい取組みなるのでは?と思い活動に採用しました。
創作にあたっては、やはり初めて活動に採用した取組みであったことや、自分で一から作ることなので、団員によってはかなり苦労した感がありましたが、悩む中で自分が「今」置かれている立場・状況をヒントに考えてみては?など『考える』きっかけを与えると、色々思いついたようで活動の目的「文を作る」こととしての成果が得られていると感じました。
団員によっては、学校で「ことわざ」を習うことが無いことから「ことわざ」を知らない児童が多く、ことわざについて良く分からないと声もでましたが、今回の活動での取組みにより、「ことわざ」とは何なのかを知ることができたとの声や、ことわざの成り立ちについて考えることができたと報告を受けたり、保護者からは「何気ない言葉にも戒めや注意喚起のような意味があるのだと理解し始めたと感じる」などの団活動でも家庭でも、今回の取組により大きな反応と変化が感じられました。
今回参加してみて、団員からは「団活動で行ったことで、学校での授業では時間が無くてじっくりとりくめないけど、団活動内だったので、しっかり向き合って考えることが出来たので良かった」の感想や、「難しく考えずに、思いつく事を自分なりに当てはめてみると課題に対応できると気付いたことです」と反応あったり、保護者からは「ことわざが覚えられるよう、覚えやすい本を購入しました。受験にも使えそうです。」と感想をいただいたりと、今回参加したことで、団員親子共に何かしらの成長を得れたようで、指導者冥利に尽きる反応がえられたのはうれしかったですね。

入選者の声

交通道徳協会 下関鉄道少年団

ちょっと難しかったけど、どんなものにするか思いついてからはとても早く考えれました。作るのはたのしかったので、次回も活動であったら参加したいです。
工夫した点は、実際にありそうなことを題材にして考えました。やってはいけないとわかっていてもやってしまう。この意味に冬の二度寝にはぴったりだと思いました。 
これまであまり賞にうかることがなかったので、とてもうれしいです。

先生の声

加藤学園暁秀中学校・高等学校

本校では例年、夏季休暇中の課題として、コンクールへの参加を中学2・3年生、高校生は希望者に促しています。参加するコンクールは、教員から提示された複数の候補の中から生徒自身が自由に選ぶことができ、そのなかに「創作ことわざ」も選択肢に入れていたことから、一部の生徒が取り組むこととなりました。
夏季休暇中の課題であった為、創作時の様子を確認することはできませんが、普段の様子から想像するに、少しばかり苦戦しながらも楽しそうに取り組んでいたのではと思います。 
創作してみて、生徒たちのことわざそのものへの変化はなかなか見受けられませんが、自身が意図した感情や状況を表す言葉を一から考え、形にすることで、言葉が持つ力や影響力に少しばかり意識が向けられたのではと思います。
此度は大変ありがたいことに入選のご連絡をいただいたこともあり、普段の学習のなかでは表われにくい、数字では測れない自分の良さ、強みに気づき、自信へとつながったのではと思います。   

入選者の声

加藤学園暁秀中学校・高等学校

案外、思いつきで作ることができたので、既存のことわざも思いつきで作られたものもあるのかな、と思った。
創作にあたって、意味が伝わりやすくすることと、簡潔にまとめることが難しかった。
日常の行動のなかでもことわざを作るイメージで行動してみたいと思った。

先生の声

私立東京女学館高等学校

表現演習という高校二年生の学校設定科目で取り組みました。普段は小論文の演習や、その課題文として出題されるような社会問題についての探究・発表、ディベートなどに取り組んでいます。
その中で、「言葉や論同士をどのように関連させ、繋いでいくべきか」という視野を生徒たちも獲得できている様子でした。しかし、「記号と意味の繋がり」を考え、言葉そのものについて考える時間があまり取れていないことが悩みでした。その時間を作り、生徒たちの普段使っている「日本語」の面白さに気づいてもらいたいという意図から創作ことわざ大賞に取り組みました。
創作にあたっては「和気あいあいと周りとやり取りをしながら作るのかな」と思っていましたが、外部に応募するという前提もよかったのか、それぞれが非常に真剣に黙々と考えていました。最初の想定より時間もかなり取ることになりました。
自身の年代や、今の時代に合わせたものを作った生徒が一定数いました。それぞれが素敵だったのですが、やはりその年代・時代にしか伝わらないようなものも多くありました。
そんな自身の作品を見直すうちに、これまでのことわざが幅広い年代に理解され、使われていることがいかに凄いことなのかを実感している様子でした。
普段の授業では文や論の組み立てを重視しています。そのため、1から言葉を作り上げるという活動に、最初は生徒みんなが頭を抱えていました。しかし、作品のアイデアが出てきて笑顔になった瞬間を見て、「0から作り上げる」活動を表現の授業で扱うことには大きな意義があったと感じました。
また、比喩表現と一言にいっても色々な種類の表現があり、言葉とじっくりと向き合っているうちにそういったところに着目できたのも良かった点でした。

入選者の声

私立東京女学館高等学校

学校の授業で取り組みましたが、普段中々ことわざを作る機会が無いので、楽しみながら創作することが出来ました。
テーマが「睡眠」ということで、私は睡眠が大好きですが、同世代の子達の中には、不安や心配事を抱えて、眠りたくても眠れない子も一定数いるだろうなと思い、そういった子達の悩みを言語化しようと思いました。
寝ても不安で寝付けないことを、何に例えれば上手く伝わるか、頭を悩ませた結果、川面に身を委ねる不安定さに例えました。また、「川」では無く「川面」という言葉を使うことで、全体を通して読んだ時、リズムが良く、読みやすくなるようにしました。
まさか賞を頂けるとは思ってもみなかったので、とても驚くと共に嬉しくて、帰宅してすぐ家族に自慢しました。今回の入選をきっかけとして、今後も沢山の言葉に触れていきたいと思いました。

先生の声

星槎国際高等学校 興学社高等学院 新越谷校

本校は星槎国際高等学校の技能連携校として機能している学校なので、校内では様々な授業が実施されております。その中で「ことわざ」の授業を受け持っており、その授業の一環として取り組みました。
例えば漢字検定であれば検定合格!という明確な目標を設けることができますが、「ことわざ」の授業では、1年間の授業で明確なゴール設定がないまま授業を展開していたため、後期(10月)に入ったときに、創作ことわざに挑戦することを決めました。その際は、入選を目標とはせず、作品を創作し応募する、ということが目標でした。
「ことわざ」とははるか昔からあるもので、知識として得て、体現したり、これからも教え伝えていくものだ、という感覚が強かったようで、「え?自分たちで作っていいの?」と初めは戸惑った様子でしたが、取り組むうちに自由な発想が飛び交い、とても楽しんでいました。
今までは「ことわざは既にあるもので、覚えていくもの」「教えてもらうもの」という感覚でしたが、新たに創作したことで、「こんな風に日常の出来事からことわざってできたんだね」「時代が変われば新しいことわざができることもあるよね!」「世界にもことわざってあるんだね」などと、視野が広がりました。
本校の生徒たちはなかなか思うように表現することができない生徒が多くいます。その中で、生徒1人1人が楽しんで創作し、1つの作品を完成し応募することができ、しかも1名入選することができたので、自己肯定感を上げるきっかけの1つとなったので、とても良かったです。私たち教職員にとっても、生徒たちのポテンシャルの高さを実感することができたので、良い機会となりました。ありがとうございました。

入選者の声

星槎国際高等学校 興学社高等学院 新越谷校

YouTubeで世界のことわざを見ることが好きでよく見ているので、自分もことわざを作りたいと思いました。
初めてやって、最初はむずかしくてすぐに思いつかなかったのですが、楽しみながら取り組みました。
最初は入選するとは思いませんでしたが、入選することができて嬉しいです。

先生の声

星槎国際高等学校札幌北学習センター

日本語について考えるのが得意な生徒がクラスにいたため、興味がないかと提示してみたところ、熟考して取り組んでくれました。
創作時は他にもアイデアを考えてくれていて、自分の中で特に納得したものを選んでくれました。
今回受賞したことを通して、本人にとって自信に繋がったと思います。これからも、自分の力を信じて様々なことに果敢にチャレンジしてほしいです。

入選者の声

星槎国際高等学校札幌北学習センター

元々あることわざと古文の言葉をうまく組み合わせられたので、自分でも納得のいく出来栄えのものができてよかったです。
古文の文法を用いたので、意味がうまく取れるかどうかが不安でした
なんとなく思いついたのが、いい言葉につながりました。
入賞させていただき感無量です。

先生の声

西奈小学校

国語の学習で「ことわざ」を学ぶ教材があり、せっかくなので、オリジナルでも作ってみよう!ということになり参加しました。
「みんみん・・・」という言葉を何回書いたかなと、とても楽しんで取り組んでいる様子でした。
考えるのは大変!!でも、やってみたら楽しかったという子が多く、やってみて良かった様です。
何でもやってみる前からあきらめがちな子たちに対して、
何ごとにもチャレンジしたら良いこともある!!とまわりの子たちへの刺激になりました。

入選者の声

西奈小学校

初めてことわざを作ったのでとってもむずかしかったです。
いろいろなことわざを勉強したいなと思いました。
口に出して言ってみたくなるようなことわざにしました。
まさか入選していると思っていなくてビックリしました。

先生の声

川西市立桜が丘小学校

国語の学習単元で「ことわざ」の学習をしていて、
児童の興味関心が高まると思ったため応募しました。
夢中になって取り組む子もいれば、内容が少し難しいと感じる子もいました。
自分事として、身近な存在になったのではと思います。
作った作品をクラスで交流することで、新たな気付きや友だちのよさを見つけることができたと感じます。

入選者の声

川西市立桜が丘小学校

新しいことをいろいろと考えるのが好きだから、ことわざを考えるのも楽しかったです。
思いうかぶ状況が少ないから、むずかしかったけど、実さいにたいけんしたことを色々と思い出しながら作りました。
入せんすると思っていなかったから、すごくびっくりしたし、うれしかったです。

先生の声

富山県立小杉高等学校

ことわざは、短い言葉の中に人生の教訓や時代が変わっても通ずる真理があるということを、自分が制作する過程で実感してほしかったため参加しました。
自分の生活を振り返って、どんな場面がふさわしいか、また、人の印象に残りつつも伝わりやすい言葉はなにか考えて制作していました。
生徒がことわざの意味を覚えるときに、その言葉の裏にある具体的な場面を思い浮かべながら、覚えるようになったので、創作ことわざ大賞に参加してよかったと思います。

入選者の声

富山県立小杉高等学校

普段ことわざにふれる機会があまりないので想像しづらく、難しく感じていました。
でも、作ろうと考えると身近な単語を組み合わせることで簡単なことわざになるのでとても楽しかったです。
創作にあたっては、短くて覚えやすいことわざになるようにしました。
分かりやすい表現を使って、そのときの状況がイメージしやすいようなことわざになるように意識しました。
授業でことわざを作って友だちと一緒に考えたので楽しんで作ったことわざが入選してうれしいです。

先生の声

嵐山町立菅谷中学校

昨年度ことわざを学ぶ単元を扱う際に、何か面白くて生徒が自然とことわざを学ぼうとする題材がないか探していたときに「創作ことわざ」に出会いました。
そのときの生徒が生き生きと学んでいたので、今年度も取り組もうと思いました。  
座学として授業を受けているときよりも生き生きとした表情で取り組んでいました。
創ったことわざを友達と見比べ、よりよくするために積極的に話し合う姿が印象的でした。
取り組み後は、ことわざをより身近なものとして考えるようになっていました。
今まで「覚えるもの」として扱っていたことわざに対して、「活用するもの」へと意識の変化を感じられたことが良かったと思います。

入選者の声

嵐山町立菅谷中学校

何も思いつかず、既存のことわざを参考にしようと思い調べたら、たくさんのことわざがあることに驚きました。
今の世代の人たちは昔の世代よりもことわざに触れる機会が少ないと感じるので、とても良い経験ができたことを喜ばしく思います。  
意味が分かりやすく、人が想像しやすいような言葉を選ぶのが難しかったです。実際に体験したことをもとに創作しました。
まさか入選できると思っておらず、とっても嬉しいです!  

先生の声

和歌山市立中之島小学校

現在4年生を担任しています。2学期の国語科で「ことわざ・故事成語を使おう」という学習があり、「自分たちでオリジナルのことわざを考えてみたい」という子供たちの思いを鑑み、インターネットで参考になるものがないかと調べたところ、創作ことわざ検定というものを見つけました。
せっかく考えるなら申し込みたいという児童が多数いたので、応募させていただくに至りました。
児童たちは、自分の家にある「ことわざ図鑑」や「ことわざ学習漫画」を持参し、それまでは全く興味のなかった「ことわざ」というものをとても興味深く学習するようになりました。
取り組み後、各自が「こう変わった」というはっきりとした変化は見られませんが、例え話をすると「あ、それ○○○でしょ」という反応を示してくれる児童が増えてきたように思います。
「ことわざ」がどんなシーンから出来たのか、どんな場面で使うのかを理解できるようになり、言葉の歴史や過去の場面に興味を示し始めた児童が多くなってきました。

入選者の声

和歌山市立中之島小学校

考えて作るのが難しかったですが、すごく楽しかったです。
入選してすごくうれしいです。