協会について
言葉の芸術、ことわざで人生を豊かに
ことわざ検定協会とは?
創業者 向井隆昭氏は、ポニーキャニオンに在籍され、ミュージシャンとして活躍されておりました。歌詞の創作活動を通して、「ことわざ」の魅力に気付かれ、全国の人が楽しめる「ことわざ」のコンテンツは何だろうかと思惟されるなかに、ことわざ検定に辿り着いたとお聞きしています。ことわざ研究の第一人者である時田昌瑞先生のご指導を仰ぎ、2011年8月に第1回ことわざ検定が行われました。
当協会は、創業者より理念およびことわざ検定、創作ことわざの事業を受け継ぎ、2021年3月に設立、活動を開始しましたが、あいにくその当時はコロナ禍により、テスト会場に来場していただいて、ことわざ検定テストを受けていただくという会場型の検定テストは実施できない状態でありました。そこで、コロナ禍でも安心して、ことわざ検定を受検していただけるように、会場での紙テスト方式からインターネットを通して、テスト期間中はパソコン、タブレット、スマートフォンでいつでもどこでもweb受検していただけるIBT(Internet Based Testing)システムを導入することにしました。2021年11月に初めてIBTシステムによる第27回ことわざ検定を実施し、ご好評を得て現在に至っております。
日本最古のことわざは、十七条の憲法にある「和を以て貴しとなす」といわれております。古事記には、ことわざでは・・・という記述がでてきますし、平安時代に作られた「世俗諺文(せぞくげんもん)」ということわざ辞典も現存しています。このように、ことわざは私たちのはるか遠い祖先から連綿と受け継がれてきた「至宝」であります。もちろん、長い歳月の中で使われなくなったことわざや表記が変わったことわざ、あるいは意味が変わったことわざもあります。
たとえば、「とび(とんび)が鷹をうむ」の「うむ」の表記は、かつては「産む」でしたが、現在では「生む」が一般的になっています。また、「情けは人の為ならず」ということわざの意味は、他人に親切をすると、回りまわって、自分が他人から親切を受けるという因果応報のことわりの教えでありますが、近年は、「ためならず」を「ために(・)ならず」と誤読して、人に親切にするのは、その人を甘やかすことになり、そのひとのためにならないと解する人がいらっしゃいます。現時点では、この解釈は誤りでありますが、将来においてこのように解釈する人がどんどん増えてくると、やがてはこの解釈でもOKという扱いになってくるでしょう。
このように時代や環境の変化によって、ことわざの表記や意味が変わることがあります。ことわざは、私たちとともに生きているのです。さぁ、あなたも今日からことわざ検定にチャレンジしてみませんか。
法人概要
【法人名】
一般社団法人 ことわざ検定協会
【所在地】
〒650-0033 兵庫県神戸市中央区江戸町94番地の2
【事務局】
〒525-0032 滋賀県草津市大路2-13-27 辻第3ビル6F
【代表理事】
西井 信博
【TEL】
078-335-0125 月曜日~金曜日(祝祭日を除く)9:00~15:00
【事業内容】
ことわざへの関心を高めることを目的とした以下の事業
- 民問資格付与の実施並びに同資格付与に関わる検定試験の実施
- 前号の資格付与に至るまでの教育事業
- 前々号の資格の付与を受けた者への活動支援
- 各種講座、セミナーその他イベントの企画、開催及び運営
- 各種講座、セミナーその他イベントヘの講師の派遣
- 商品その他の物品の販売
- 書籍、雑誌その他の情報媒体の執筆、企画、編集、制作及び販売
- ことわざに関するアプリケーションソフトの企画、開発、編集、制作及び販売
- 前各号に付帯又は関連する事業