受検メリット
こと検は、ことわざを学ぶことで国語・日本語の総合力を
強化するだけでなく検定資格を得ることで学校や企業で
評価されるなど様々な魅力があります。
こと検の魅力を知って是非ともご活用ください。
ことわざを学べば21世紀型スキルが身に付くって本当?
公立大学や私立大学の入試評価対象資格です
自他の欠点を受け入れられる善の心が育つ
ことわざで『伝活』しよう!世代を超えたコミュニケーションを実現!
ことわざマスター・言語文化スペシャリスト認定制度
ことわざを学べば21世紀型スキルが身に付くって本当?


戦後最大の入試改革を目前に、求められる21世紀型スキル
2020年、センター試験が廃止となり、大学入試は大きく変わります。これまでの「学校教育基本法」にある「基礎的・基本的な知識、技能」を量る内容から、「知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力」「主体的に学習に取り組む態度」の2要素・『21世紀型スキル』を重視する形へシフトしていきます。
ことわざは「21世紀型スキル」の資質・育成に、とても効果的なのには理由があります。

これから必要とされる資質・能力は、ゴールの違いだった!
未来を担うこどもたちに求められる資質・能力とは、一体なんなのでしょうか?
その答えは、『21世紀型能力』というキーワードに隠されています。今までの教育における評価対象は、覚えることを基本とした「何かを知っている」という基礎力。つまり、各教科で、教わるべきものを教わり、知識として身に付けることをゴールとした評価でした。
基礎力だけでなく実践力も必要なことわざだから、資質・能力の育成に役立つ
ここで「河童の川流れ」を例にして、ことわざを読んだり、書いたりしたときに脳はどういう働きをもってそれを理解しているのかをご説明しましょう。
まず、ことわざを読んだ瞬間に左脳は言語としての表面的な「かっぱのかわながれ」を認識します。それと同時に右脳は「河童」が「川」で流されているイメージを描きます。これは、右脳と左脳の役割の違いからなる、ごく当たり前の働きですが、脳はこうしてことわざをインプットします。ことわざは、ここから知識を発展させる力がなければ「意味」を理解することはできません。このことわざの場合「その道の名人でも、時には失敗をしてしまうことがあるというたとえ」という意味となりますが、これは「かっぱのかわながれ」という音には関係なく、映像化しただけで結びつくものでもありません。
つまり、「泳ぎが得意な河童」が「川で溺れる」という知識を発展させて、実践力を働かせて、はじめて意味を認識することができるのです。
語彙数や読解力と、それらを発展させる資質・能力
この仕組みを理解し、ことわざを学ぶことによって読解力や語彙数の向上が見込まれるのは言うまでもありませんが、これらの力を教科の枠を超えて発展させることができれば、全ての教科において得点をアップさせることも可能です。
インプットされたものを、実践で活用し、新たなアウトプットを導くことができる。
これこそがこどもたちに必要な資質・能力です。とわざは、この資質・能力を必要とする言語文化であるからこそ、ことわざを学ぶことが21世紀型能力の育成と資質を引き出すのに活用できる最強のツールと言えるのです。
理事・青木伸生(筑波大学附属小学校教諭)より
「河童の川流れ」のことわざを例に、もう少し話を進めます。
同じような意味のことわざに「猿も木から落ちる」「弘法も筆の誤り」がありますね。一つのことわざを聞いて、他のことわざも関連させて想起できることは、とても大切な言葉の力です。それだけ知識の引き出しをもっていることになります。知識として多くの引き出しをもつだけでなく、問題や課題に応じて、どの引き出しを開けようかと選んだり、一つの引き出しを開けてうまくいかなかったときに、今度はこっちの引き出しではどうかなと試してみたりすることのできる力です。
この力は、ことわざを通して高めることができます。ことわざを覚えることは、けっして知識を頭に詰め込むことではありません。日常生活における多様な問題を解決するための引き出しの開け方を学ぶことです。生き方を学ぶことです。
公立大学や私立大学の入試評価対象資格です


こと検は公立大学や早稲田大学、明治大学、
関西大学などの私立大学の入試評価対象資格です
自他の欠点を受け入れられる善の心が育つ


ことわざを知ることで寛容な心が育ちます
柳田國男の著書『なぞとことわざ』には、ことわざは人の欠点を笑いに置き換え、戒めるための存在だったと書かれています。
うまい喩えであればあるほど、欠点は浮き彫りになり、それと同時に笑いへと結びつき、角が取れる。笑えた瞬間に。叱るほうも叱られるほうも、その欠点をすんなりと受け入れているのです。
ことわざを知ることは、自分と他人の欠点を受け入れられる寛容な心を持つことと同じなのです。

心を強く保つための魔法がことわざには隠されている
ことわざは欠点を笑いに変える
ことわざは何のためにあるのでしょうか?
その答えは日本民俗学の創始者である柳田國男(1875〜1962)先生の著書『なぞとことわざ』に、書かれています。
「もしただ為事(しごと)をまとめ人を精出して働かせるためであったら、少しは褒めたり関心したりする諺もあってよいわけであります。こんなにまで人の弱点ばかりを、面白おかしく批評するには及ばなかったのであります。」数々の時代を超えて現代に受け継がれていることわざには、それぞれ「教訓」や「戒め」といった役割がありますが、昔においては、人の欠点を笑いに置き換え、たしなめる存在だったというのです。
ことわざを使うことで立場がはっきりする
叱る人と叱られる人の立場ははっきりとさせなければなりません。
ことわざを操るというのは、この立場においても大きく影響し、叱られる人が「この人、うまく言うな」と思ったり「なるほど」と強く同意することにつながるなど、効果があったとされています。うまい表現であればあるほど、叱られる人は悔しさも倍増し、次こそはこうなってたまるかと気づくこともありました。また、傍らで叱られている人を見ていた者にとっても、印象に残り、うまい表現であればあるほど、それが面白く聞こえ、笑いにもつながったと柳田先生は書かれています。
ことわざは、善の中から生まれた存在であることを知ってほしい
ことわざは笑いをもって欠点を知ることができ、ほぐれた心で「なるほど」と思うことができます。
この「なるほど」と思った瞬間に、人は欠点を受け入れます。欠点は、消し去ることはできません。消し去ることに神経を使ってばかりいては、他人や自分をいつまでたって受け入れることができす、心を失ってしまうでしょう。ことわざは欠点を面白く表しています。自分にも同じことが言える、と思うことで自分と他人の欠点を受け入れられるようことわざは導いてくれます。他人の欠点を笑いに置き換えたことわざのもつ優しさは「善」の存在であり、ことわざを知ることは自分を認めること「メタ認知」そのものであり、他人を受け入れられる寛容な心をもつことなのです。
理事・伊藤孝行(北海道大学准教授)より
言いたいことがすうっと伝われば、苦労しないのに。言いたいことがすっと出てくれば、もっと楽なのに。
ことわざは、たいがい万能です。だいたいあります。現在、こどもから大人まで,自己を表現することや他者を理解することへのさまざまな取り組みがさまざまなところで行われています。相手の心に、頭に、あるときはすうーっと,あるときはガツンと。先人からの贈りものは、なかなかのものです。
そんなことわざを、こと検という入口からチャレンジしてみるのは、おおいに意義のあることです。
ことわざで『伝活』しよう!世代を超えたコミュニケーションを実現!


ことわざは世代を超えたコミュニケーションツール
高齢化社会の今をネガティヴにとらえるのではなく、知恵を蓄えた社会と考えてみてください。
古くても良いものはたくさんあります。原理原則は時代が移ろっても変わることはありません。今こそ学ぶべきことはたくさんあります。そんなときに世代を繋ぐ言葉があると便利ですよね。ことわざは世代を超えたコミュニケーションツールとして、孫、子、親、祖父母といった全世代に共通で考えを伝えることができるツールです。ことわざで繋がった世代同士が織りなす文化継承や、新しい街づくりのきっかけに、ことわざが大活躍するでしょう。

高齢化社会という街づくり。
高齢化社会という響きに、ネガティブな印象をお持ちでしょうか?もちろん、大きな問題も抱えていることに違いはありませんが、決してネガティブなことばかりではありません。
街を創る上で、その街で暮らす人々の関係性は非常に重要なものです。地域のつながりを生み出すのは、やはり日ごろのコミュニケーションが大切。コミュニケーションが人と人の暮らしを形成し、絆を生み、ネットワークが確立されていきます。このネットワークが地域の防災や防犯につながり、助け合う心につながっていくのです。
世代を大きく跨いでコミュニケーションを図る時に、大切なのが言葉です。言葉は生き物なので、時代に合わせて変化をしていきます。変化したものは、それを知る者と知らない者では、認識に大きな開きが生まれてしまいます。そこで活用されるべき言葉が「ことわざ」なのです。ことわざは変わることなく今に受け継がれています。高齢者と子供たちの共通の話題に、ことわざほど優れているものはありません。教え合うことも、教えてもらうこともできる。これからも変わらず日本に生き続けることわざなら、コミュニケーションはもっと豊かになり、街づくりに大きな成果をもたらしてくれることでしょう。
伝える・伝わる・伝えていく。コミュニケーションと文化の継承
学習基本方針の大きな変動、豊かな心の育成、世代を超えた絆と街創りといった3つのことわざがもたらす効果を説明させていただきました。お読みになって何を感じましたか?
今も昔も変わらず企業が必要とする人材は、「意欲」「主体性」「コミュニケーション能力」の高い人材です。相手に伝えることができる、言っていることが伝わる。その情報を元に、主体的な行動を高い意欲を持って起こすことができるということです。 伝わる・伝えることが結局のところ、社会が強く求めているものだと言えます。
ことわざ検定が、この伝える力・伝わる力を育成しながら、ことわざという日本独自の言語文化を伝承していくことを『伝活』と呼んでいます。伝活が日本をもっといい国にする、これからの日本を豊かにしていくはずです。
どうですか?今すぐあなたも伝活してみませんか?
理事・辻村謙一(学校法人辻村学園理事長)より
「ことわざ」の多くは簡潔で覚えやすく、何かを実現しようと思わせる力や、実現した行いに意味や根拠を与えます。
「ことわざ」とは、時代を超越して偏頗な視座を解放し導いてくれる「師匠」のような存在。 世代間を繋ぎ、地域活動を活発にするコミュニケーションツールとなる「ことわざ」の存在と役割は、今後益々大きくなると期待しております。
ことわざマスター・言語文化スペシャリスト認定制度


ことわざ検定に対する取り組みを評価する段位制度と、言語文化スペシャリスト育成を目指す段位制度を導入しています。
ことわざマスター
2級から1級全てに合格する
独自にことわざ検定の対策講座を開くことが出来ます。
ことわざスペシャリスト
準2級と3級に合格する。
ことわざジュニア・スペシャリスト
4級と5級にに合格する。
ことわざキッズ・スペシャリスト
10級から6級全てに合格する
ことわざグランドマスター
3級から1級全てに合格する。
独自にことわざ検定の対策講座を開くことが出来ます。
ことわざ検定の公開会場での試験監督等などのお仕事がありあます。
ことわざエキスパート
10級から4級全てに合格する。
言語文化スペシャリスト
こと検3級以上の合格と、
他の語学系資格試験における、
それ以上もしくは同等等の合格。
言語文化ジュニア・スペシャリスト
こと検6級以上の合格と、
他の語学系資格試験における、
それ以上もしくは同等等の合格。
言語文化キッズ・スペシャリスト
こと検7級以上の合格と、
他の語学系資格試験における、
それ以上もしくは同等等の合格。
各段位の申請方法
ことわざマスター、スペシャリストの場合
- ①
- 各段位の条件をご確認ください。
- ②
- 条件に当てはまる全ての合格認定番号と氏名・最新の住所をinfo@kotowaza-kentei.jpにお送りいただくか、合格時の結果通知に同封されている申請書にご記入いただき郵送にて協会までお送りください。
- ③
- 申請内容を協会が厳正に審査を行います。審査を無事に通過した場合は、カード発行手続きのご案内と合わせて発行手数料2,000円(税別)の振込用紙をお送りいたします。
- ④
- 協会で入金確認後、認定証の発行手続きと発送を行います。
言語文化スペシャリストの場合
- ①
- 各段位の条件をご確認ください。
- ②
- ことわざ検定の合格認定番号と氏名・最新の住所、他の語学系資格試験の合格を証明する物のコピー(メールの場合はスキャンデータ)を、info@kotowaza-kentei.jpにお送りいただくか、合格時の結果通知に同封されている申請書にご記入いただき郵送にて協会までお送りください。
- ③
- 申請内容を協会が厳正に審査を行います。審査を無事に通過した場合は、カード発行手続きのご案内と合わせて発行手数料2,000円(税別)の振込用紙をお送りいたします。
- ④
- 認定手続きのご連絡とともに認定証発行手数料と送料を含む2,000円のお支払い方法をご案内するメールをお送りします。
協会で入金確認後、認定証の発行手続きと発送を行います。
例えば言語文化キッズ・スペシャリストの場合
3級の合格証書
と
7級の合格認定番号
で
言語文化キッズ・スペシャリスト
現代用語検定協会が主催している作文検定の詳しい情報は「作文検定」で検索してみてください。
この他にも漢字検定、英語検定、ニュース時事検定等などの言葉を扱う検定試験が全て対象となります。
たくさんの検定を紐づけて、言語文化スペシャリストとしてアピールしましょう。
